出典研究の神様

 
参考書「集め」が、おもしろくなってきました。。
あまりにも知らなかった世界で、新鮮だからでしょうか。
 
 
英文標準問題精講英文標準問題精講
(1999/09/29)
原 仙作、中原 道喜 他

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初版は1933年、昭和8年です。超ロングセラー。
行方昭夫先生も、英文解釈を勉強する本として、
安心してすすめられると書いてはります。(『英文快読術』)

著者の原仙作は、「出典研究の神様」と呼ばれたそうです。
入試問題の出典を解明し、出題傾向を明示したことが、
ロングセラーの秘密だったとのこと。(江利川春雄『受験英語と日本人』)

例題と練習問題の出典一覧表があるのですが、
Bertrand Russell が圧倒的に多いです。14。
次に多いのが、Aldous Huxley で、9。
Somerset Maugham と Robert Lynd は、各7。

味のある、読ませる文章が多く、
原著にあたってみたいなぁと思わされます。

さて、「出典研究の神様」ならではでしょうか、
こんな文章が入っています。例題35。

  It is probable that we have all at some time or other had the experience of chancing upon a passage quoted without indication of authorship, and exclaiming―"So-and-so must have written that." In such a case, it is often not the thought that strikes us as familiar so much as the way in which the thought is expressed.
    ― WILLIAM H. HUDSON, An Introduction to the Study of Literature


誰が書いた文章かというのは、書いてる内容よりも、書き方でわかる、
ということですね。
私も、ダールの文体だったらわかるかなぁ…という気がします。
原仙作もそうやって、入試問題の出典を当てていたのでしょうか。
 
 

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