女と男の観覧車

 
ウッディ・アレン監督。ケイト・ウィンスレット主演。見てまいりました。





そうですねぇ・・・ えっ、そういう終わり方?みたいな。
客席の人たち、みんなそう思ってたと思います。

初めと終わりが、状況的に、何も変わっていない。
妻が禁煙をやめ、夫が禁酒をやめた、ぐらいか。

1950年代の、かげりが見えていたコニー・アイランドが舞台です。
にぎわってはいるけれど、くたびれて、頽廃的な場所。

ケイト・ウィンスレットが、元女優で今はしがないウェイトレスの40前女。
男の子を連れて再婚したが、その夫の「放蕩娘」が帰ってくる。

そこから、いろいろ、いろいろ、起こります。(でも元に戻る)

熟れきってかげりが見える、まさにこの頃のコニー・アイランドのような肉体を持つ、
ケイトの嫉妬がすごいです。彼はあんたに触ったのか!とすごむところ、圧巻でした。

子供が着け火をやめないのですが、母親の炎を感じ取っていたのかもですね。

ウッディ・アレンの映画は私は『ミッドナイト・イン・パリ』以来です。
でも、ここで見られたコメディ色はほとんどありません。
狂言回しを使って軽くしようとしていますが、重いです。

ギリシャ悲劇はよく知りませんが、ギリシャ悲劇をやろうとしてるのかな。
自分の炎で焼いてしまって、何もかも無くしてしまう女。
(というか、要らないものだけ残してしまう女)

何とも言えない読後感(視後感?)になりますが、これも映画なのでしょう。
 
 

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