『点と線』松本清張

 
松本清張の『点と線』 読んでみました。(Amazon.co.jpにリンク)

いちばん思ったのは、移動時間の長さですね。
東京から博多まで列車で二十数時間かかる。
今だと5時間ぐらい。
この60年で4分の1まで短縮しました。
つまり丸一日かけて行ってたところ、四半日で行くようになった。
そうか。今から晩御飯に博多ラーメン食べに行こうかな。(富豪か)

物語の内容も、あらかた知っているはずなのに、面白かったです。
話の性質上、あっちこっちに飛びますが、まったく読みにくくなく。
清張、うまいですね。(偉そうに)

なんとなく配役を考えながら読んでました。
福岡の老刑事は小林薫。
警視庁の警部補は高橋克典。
主任は佐野史郎。
安田は沢村一樹。
安田の妻は木村多江。
一応そんなところだが、最終的にはオーディションで判断したい。(大物プロデューサーか)

「解説」は文芸評論家の平野謙。
本作は犯人は誰?というタイプの推理小説ではなく、犯人はわかってるんだけどどうやってアリバイを崩すか?というタイプの推理小説だという指摘に、なるほどと思いました。
そういうタイプのが意外と無かったんですね。
つまりwhodunnitでなく、いわばhowdunnit?

推理小説やドラマというのは、犯行の動機にけっこう無理があったりするのですが、松本清張のはそこらへんが納得いくものです。
人の心理をよくつかんでいる感じがします。
というか、誰の心の中にもある嫌な部分を、取り出して見せつけます。
したがって、読後感は非常に悪いです。(笑)

嫌な気持ちになるのに、見たいと思わせるところが、清張マジックでしょうか。
作品は山ほどありますが、ぼちぼち読んでいきたいなと思っています。
 
 

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