松本清張

 
NHKの「100分de名著」
今月は松本清張スペシャルです。

今までこの番組は、何かのついでに、
いい加減にしか見たことがありませんでした。
初めてちゃんと見ました。面白かった。

第1回は『点と線と千尋の神隠し』です。

訂正。『点と線』です。(無駄な一行)

清張さん初めての長編小説。ここからグアーッと行ったと。

1952年〜53年、旅雑誌で連載されたそうです。
今からひと回り昔(60年前)ってことですね。

北九州の香椎の海岸で男女の死体が発見されます。
中央の官僚と料亭の女中。
傍に落ちていた飲み物のビンから青酸カリが検出されます。
どうも心中らしい。

寝台列車の「あさかぜ」というのが出てきます。
これが当時最先端の高級な旅行手段。
男女はこれに乗り込んだところを目撃されている。

警視庁の刑事はとてもじゃないが「あさかぜ」には乗れません。
東京から急行ではるばる北九州まで行く。帰りも。
身体じゅうが痛む。帰って二日寝てやっと回復。

そういう話です。(どんな話や)

本自体は読んでませんが、何とも言えん素朴というかレトロな感じが
とてもいいですね。足を使って捜査する。現場百回。くぅ〜

結論も、今の感覚から言うと、トリックらしいトリックではありませんが、
人間の情感というか、ふだんは触れないで心の奥にしまっている的な感情を
えぐり出すようなところがありますね、清張さんは!

そして、別に「正義が勝つ」とかじゃない。
2時間ドラマだと、たいがいは悪い奴は逮捕されたり破滅したりしますが、
清張さんのはそうはならない。一番悪い奴は生き残る。
それが世の中でしょ?と、清張さんは現代の我々にも突きつけているのです!
(このへん、番組の先生の受け売りです。。)

そんなわけで、次回は『砂の器』です。
 
 

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